10銭錫貨 並品 30点セット
◎名称:10銭錫貨
◎発行国:日本
◎発行年:昭和19年(1944年)
◎サイズ:直径19m
◎重さ:2.40g
◎品位:錫93%、亜鉛7%
◎発行枚数:450,000,000枚
(昭和19年 10銭錫貨について)
昭和19年10銭錫貨は太平洋戦争時に発行されたコインです。
昭和19年の1年間だけ発行されました。
デザインは表面が菊花紋、瑞雲と桐の絵柄。そして十銭の数字
裏面は大日本の文字と昭和十九年の年号
昭和19年といえば太平洋戦争時の頃であります。
その頃は軍艦や航空機などの兵器製造で金属物質が不足していた時代です。
本来、硬貨に利用されるはずの銅やアルミなどが不足しており、代わりに利用されたのが錫(スズ)です。
錫は日本当時占領下にあったマレーシアで採れたのでそれを利用して10銭錫貨を製造したのです。
しかし、その後日本軍の戦局悪化が更に濃くなり錫の輸送も厳しくなっていきました。
だから10銭錫貨は1年間しか製造されなかったのです。
その後、日本では錫貨の製造も難しくなってきたので陶器製の「陶貨」が作られたが、製造中に終戦を迎えたので陶貨の流通に至らなかった。
ちなみに昭和10年代の10銭はどのくらいの価値があったか?
当時10銭あればタバコ10本が購入できたと言われております。
だいたい現在の100円位の価値があったと思われます。
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