専用ケース入りマイセン陶貨
1921年、陶磁器で有名なマイセン(ドイツ)で製造し流通させた希少価値の高い貴重な陶貨です。
マイセンとは
マイセンとは、ドイツのマイセン地域で製造される磁器の名称であり、西洋白磁の最高峰として名高い名窯である。
その誕生は、東洋から伝わった白磁が17世紀の西洋社会で憧れの芸術品となっていたことに始まります。
多くの国が製造開発を競い合い、ザクセン選帝侯でありポーランド王でもあるアウグスト2世は、錬金術師のヨハン・フリードリッヒ・ベトガーを拘束し、白磁の製造を命じました。
ベトガーは、物理学者・数学者・哲学者のエーレンフリート・ヴァルター・フォン・チルンハウスらの支援を受け、1709年にザクセン・フォークラント地方のアウエ鉱山のカオリンを原料にした白磁の製造に成功しました。
これにアウグスト2世は大満足し、西洋磁器の歴史が始まりました。
その美しいデザイン、繊細な彫刻、鮮やかな色彩などで評価されており、西洋白磁の最高峰とされています。
マイセン陶器の特徴は、美しい絵柄や細かい装飾が施されたプレート、花瓶、置物など多岐にわたる製品が存在し、その独特の青色で描かれるマイセン独自の絵柄や装飾が特徴的です。
また、マイセンの磁器は高い技術力と品質を持っており、現在も世界中で愛されている陶器の一つとなっています。
ノートゲルト貨幣としてのマイセン
ドイツのノートゲルト貨幣は、通常、非常時や緊急時に使用される暫定的な貨幣のことを指します。
その時に製造されたのが陶貨(陶器製のお金)です。
陶貨の製造技術にマイセンの技術が使われました。
非常に美しいデザインの陶貨が数多くあります。
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