アメリカのトレードダラーであるモルガンダラー銀貨
モルガンダラー銀貨について解説
モルガン・ダラーとは、アメリカ合衆国で1878年から1904年まで、および1921年に発行された1ドル硬貨のことを指します。
この銀貨は、そのデザインからも「モルガン・ダラー」として知られています。
英国の彫刻家ジョージ・T・モルガンがデザインを担当し、彼の名前がこの銀貨の名前の由来となっています。
モルガン・ダラーは、90%の銀と10%の銅で作られており、その総重量は26.73グラムで直径38.1ミリメートルです。
彼らは、アメリカの銀行法の改革によって、以前のシーテッド・リバティ・ダラーやトレード・ダラーに代わる硬貨として導入されました。
表面(オブバース)には、アメリカの自由の象徴である女性の横顔が描かれており、彼女の頭にはフリーダムキャップという帽子がかぶせられ、髪には小麦、綿、トウモロコシの花輪が飾られています。
また、表面には「E・PLURIBUS・UNUM」というモットーと発行年が記載されています。
裏面(リバース)には、アメリカの国鳥であるハクトウワシが描かれており、その爪にはオリーブの枝と矢を持っています。オリーブの枝は平和を、矢は力を象徴しています。
また、ハクトウワシの周りには13個の星が配置されており、これはアメリカ合衆国を構成する最初の13州を表しています。さらに、「IN GOD WE TRUST」というフレーズも記載されています。
モルガン・ダラーは、その歴史やデザインからアメリカの硬貨収集家に非常に人気があり、コレクターズアイテムとして高い価値が認められています。
また、その発行量や状態によって価値が異なります。特に、希少なモルガン・ダラーは高額で取引されることがあります。
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