知足銀銭(吾知銀銭)教訓絵銭
京都竜安寺の蹲(水戸黄門が竜安寺に寄贈したとされています。)に彫られている
有名な「吾唯足知」(吾ただたるを知る)の文字を銭名に彫った絵銭です。
本来は難しい意味を持った禅語ですが、俗に人間の金銭欲には限がありませんが、
満足を知ることの大切さを自戒させる絵銭として古より人気の絵銭です。
知足(たるを知ること→老子の教えでもあり仏典にも使われている言葉)は自分の分際に応じて
貪りの心を起こさないとの意味で、法句経に知足は第一の富なりとあるそうです。
難しい教えは兎も角として、財布などに入れておいて日々自戒するのはいかがでしょう。
裏面は「家」の字です。根付として使えるように紐を付けておきました。
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