同じ種類のアンティークコインでも文字が数文字有るだけで価値が倍以上違う物も
アンティークコインは同じ種類の物でも年代の違いや、発行元の造幣局の違い、そして文字の有無だけでも随分と価値が異なることが多いです。
日本の古銭も、同じ種類の古銭でも発行された年代によって価値は異なりますし、文字の文体が少し違うだけでも価値が違ってきます。
これは海外のアンティークコインも同じことが言えます。
例えばイギリスのアンティークコインの中には歴代のイギリス王のコインが数多くあります。
そのコインの中には「VIGO」という文字が書かれた物と書いていない物があります。
それらのコインは「VIGO」と文字が4つ書き加えられているだけでも価値が全然高かったりします。
ちなみに「VIGO」の文字は何を意味するのかと言いますと、湯治のイギリス海軍がスペインのVIGO湾に停泊してあったスペイン海軍の艦隊を奇襲攻撃し、その時に奪っってきた「銀」を使ってイギリスコインを作りました。
その時のイギリス王女であったアン女王はスペイン艦隊に勝利した記念に「VIGO」という文字をコインに加えて発行しました。
この「VIGO」の文字が書かれたアンティークコインは投資家にもコレクターにも是非欲しい対象のコインであることは言うまでもありません。
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