【PCGS PR65DCAM】1966 アイルランド 10S銀貨 完全未使用 イースター蜂起 プルーフ

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アイルランド 銀貨

アイルランド 10シリング銀貨

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アイルランド 10シリング銀貨☆1966年/未使用・プルーフ/イースター蜂起50周年/アンティークコイン/PCGS PR65DCAM

◎名称:10シリング銀貨

◎発行国:アイルランド

◎発行年:1966年

◎サイズ:30.5mm、厚さ3.21mm

◎重さ:18.144g

◎品位:銀83.3%

◎発行枚数:20,000枚

◎状態:未使用/PCGS PR65DCAM・プルーフ/鑑定スラブケース入り

(参考資料)

1966年に発行されたアイルランドの10シリング銀貨は、1916年のイースター蜂起50周年を記念して発行された流通記念コインです。

この硬貨は、アイルランドの歴史的出来事を称えるものであり、象徴的な人物やアイルランド神話の英雄が描かれています。

銀の含有率は83.3%であり、コレクターにとっても人気のある硬貨です。

表面デザインは、イースター蜂起の指導者であり、アイルランド独立運動の象徴的な人物であるパドレイグ・ピアース(Patrick Pearse)の胸像が描かれています。

彼は右を向いており、左側にはアイルランドの国名「éire」、右側には発行年「1966」がラテン語(ゲール語)で刻まれています。このデザインは、T・ヒュー・パジェットによるものです。

逆面デザインは、アイルランド神話の英雄であるクー・フーリン(CúChulainn)の像が描かれています。

この像は、ダブリンの総合郵便局にあるオリバー・シェパードによる有名な彫像のミニチュアです。

英雄的な姿が強調されたデザインで、下部には「deiċ scilling」(10シリング)という文字がゲール語で刻まれています。

側面デザインは、「Éirí Amach na Cásca 1916」(1916年のイースター蜂起)という文字がゲール語で刻まれています。

この彫刻も非常に特徴的で、通常の並びと反転したバージョンの両方が存在します。

歴史的背景

イースター蜂起は、1916年のアイルランドで起こった独立運動で、イギリスからの独立を求める武装蜂起でした。

この蜂起は失敗に終わったものの、アイルランドの独立運動に大きな影響を与え、1922年のアイルランド自由国の設立へと繋がりました。

1966年は、この蜂起から50年目を迎える年であり、アイルランド政府はこれを記念してこの10シリング銀貨を発行しました。

発行枚数とその後の経緯と希少価値

1966年に発行されたこの10シリング銀貨は、200万枚が鋳造されましたが、その後、127万枚が1971年の十進法化の際に中央銀行によって溶解されました。また、1980年代初頭に銀の価格が高騰した際、個人によっても多くの硬貨が溶解されました。このため、現存する硬貨は限られており、コレクター市場での価値が高まっています。

更に、同じ10シリング銀貨の中にはプルーフ使用もあり、こちらはわずか2万枚の鋳造で希少価値が何倍も高いです。

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