1924年 ソビエト連邦 50コペイカ銀貨 労働者図案
1924年から1927年まで発行されたソビエト連邦のPoltinnik(1/2ルーブル、50コペイカに相当)銀貨です。
ソ連は早々に通常貨における銀貨の採用を停止したので、
ソ連の通常銀貨は本品を含むシリーズとそれに先立つシリーズの2つだけです。
また、最初のシリーズの方はロシア・ソビエト連邦社会主義共和国(РСФСР)としての発行でしたので、
ソビエト社会主義共和国連邦(СССР)の名前が刻印されている通常銀貨は本品を含むシリーズだけです。
この二種の違いは色々ありますが、両国は紋章にも違いがあり、
紋章の背面に地球が描かれているのはСССР時代の方になります。
50コペイカ銀貨は比較的高額面の貨幣に位置づけられていました。
描かれているのは鍛冶に勤しむ工場労働者であり、1ルーブル銀貨の農家と共に
“鎌と槌”に象徴される労働者として扱われました。
[基本データ]
発行年:1924年
発行地:ロシア
直径 :26.7 mm
重量 :9.92 g
(3600)