ワシントン■1889-1989 CENTENNIAL プルーフ銀
日本の古銭の魅力と海外のアンティークコインの魅力
日本の古銭と海外のアンティークコインは、同じ昔のお金である点は共通しております。
しかし、コレクターの層が違うような気がします。
海外のアンティークコインはどちらかというと投資目的として、芸術的な物品として所有するコレクターが多い。
一方で日本古銭はディープでマニアックなコレクターが多いです。
例えて言うならば・・・鉄道マニアやアニメオタクに近いような属性の人が多いです。
日本の古銭は海外のアンティークコインに比べてそれほどアート的な美しいコインがありません。
どちらかというとデザインがシンプルで単純でドン臭いイメージのコインが多いです。
寛永通宝や天保通宝、和同開珎などを見ればわかるでしょう。
日本の古銭コレクターは昔からコインの文字や字体の違いにこだわる人が多いです。
日本古銭は同じ種類のコインでも文字のトメやハネ、書体などが微妙に違います。
その違いによって価値や値段が異なります。
珍しい文字や字体、書体のコインは高額な値段が付きます。
海外のアンティークコインのコレクターから見ると日本の古銭マニアは理解しがたい部分がありますが、日本の古銭マニアにとっては、その書体や字体などのマニアックな違いがたまらないそうです。
しかしそんな日本のマニアックな古銭収集かも年々減り続けているようです。
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