【PCGS PR68DCAM P社唯一のTOP最高鑑定】1989 イタリア Lira 完全未使用 プルーフ
イタリア 1リラ硬貨☆1989年/未使用/プルーフ/PCGS PR68DCAM/
◎名称:1リラ硬貨
◎発行国:イタリア
◎発行年:1989年
◎サイズ:直径17.2mm、厚さ1.2mm
◎重さ:0.625g
◎品位:アルミニウム(アルミニウム96.2%、マグネシウム3.5%、マンガン0.3%)
◎発行枚数:不明
(参考資料)
1リラ硬貨は、イタリア共和国が1951年から2001年まで発行したスタンダード流通コインです。
このコインは、イタリアのリラ通貨システムにおいて最も基本的な単位を表し、アルミニウムを主成分とした軽量のコインです。
イタリアリラは2002年にユーロに置き換えられるまで、イタリアの主要な通貨として使われました。
表面デザインは、イタリアの象徴である「秤(はかり)」が描かれています。
この秤は、公正と正義の象徴であり、イタリア共和国の価値観を象徴しています。
秤の下には、デザイナーの名前「ロマニョーリ」が記載されています。
コインデザイナー: ジュゼッペ・ロマニョーリ
彫刻家: ピエトロ・ジャンパオリ
レタリング: 「REPVBBLICA ITALIANA」(イタリア共和国)
裏面デザインは、金種の「1」が大きく描かれており、その右には宝庫のシンボル、左には発行年とミントマーク「R」が刻まれています。
このデザインはシンプルでありながら、明確に1リラ硬貨であることを表現しています。
レタリング: 「1」「R」「発行年」
彫刻家: ピエトロ・ジャンパオリ
コインデザイナー: ジュゼッペ・ロマニョーリ
コイン側面は平らで、特に模様やレタリングなどは施されていません。
歴史的背景
1リラ硬貨は、第二次世界大戦後のイタリアで、通貨の安定と再建の象徴として導入されました。
アルミニウムを主成分としているため、非常に軽量であり、製造コストが低いのが特徴です。
これは、戦後の経済状況を反映しており、コインが日常的な取引に広く使用されていたことを物語っています。
このコインが発行された1950年代から1960年代は、イタリアが戦後復興を遂げ、経済成長を遂げた時期であり、1リラ硬貨もその一端を担いました。
しかし、インフレーションが進むにつれて、1リラの購買力は次第に減少し、最終的には日常の取引ではほとんど使用されなくなりました。
2002年にはユーロに切り替わり、リラ通貨は廃止されました。
市場価値
1リラ硬貨の市場価値は、年号や状態によって異なります。
それほど価値は無い一般的なコインですが、未使用品やプルーフコインとなると話は別で希少価値が高く資産性もあります。
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