天保一分銀 Pq トジ常
天保一分銀☆Pq型/トジ常/1837年~/江戸時代の銀銭/日本古銭/銀貨/t0709-13
◎名称:天保一分銀
◎発行国:日本
◎発行年:江戸時代(天保8年~安政元年/1837年~1854年)
◎サイズ:24.1㎜×16.6㎜
◎重さ:8.6g
◎品位:銀99.1%
【参考資料】
※天保一分銀のPq型:表/へ山向点短柱座・裏/トジ常(少し珍しいタイプです)
(天保一分銀について)
時代劇でもお馴染みの四角型の味ある日本銀銭として人気があるのが天保一分銀です。
計数銀貨としての南鐐二朱銀の成功で味をしめて(?)天保8年(1837年)に鋳造開始されました。
今まで流通していた秤量貨幣(秤量銀貨)の丁銀や豆板銀とは違ってい「1分」という額面により価値が決まる表記貨幣(計数貨幣)です。
天保一分銀の形は長方形でサイズもデザインも安政一分銀に似ております。
表面には「一分銀」、裏面には「定 銀座 常是」と刻印されています。
また側面はツルツルで小さなサクラの刻印が3つ刻まれています。(安政一分銀は斜めにギザギザのヤスリがけされている)
天保一分銀の額面は1分であり貨幣価値は1分金の金銭と等価でした。
これは1/4両に相当し、天保1分銀が4つそろえば1両小判が一枚両替出来ました。
また1分は=4朱に相当します(1朱銀4枚分)。
ところで天保一分銀は銀銭としての品位も高く銀99.1%も含まれております。
従って純銀に違い品位です。
昨今において、銀や銀などの鉱物資源が高騰しております。
地金としての資産価値もあります。
天保一分銀を1枚、1枚コレクションとして、銀地金として集めるのも将来的に面白いのではないでしょうか。
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