バチカン市国 100リラ硬貨☆1975年/未使用/アンティークコイン/PCGS MS67
◎名称:100リラ硬貨
◎発行国:バチカン市国
◎発行年:1975年
◎サイズ:直径27.75mm、厚さ2mm
◎重さ:8.1グラム
◎品位:ステンレススチール
◎発行枚数:808,000枚
(参考資料)
バチカン市国の100リラ硬貨に関する詳細
(発行者と背景)
バチカン市国が発行したこの100リラ硬貨は、1963年から1978年までの間、教皇を務めたパウルス6世(Pope Paul VI)の時代に流通した標準的なコインです。
硬貨は1970年から1977年にかけて発行されました。
パウルス6世の名が硬貨のデザインに刻まれ、その時代背景や宗教的意義を反映しています。
硬貨は2002年3月1日をもって発行が廃止されましたが、その収集価値は今も一部のコレクターにとって高いものです。
(デザイン)
表面には教皇パウルス6世の紋章が描かれ、日付が右側に刻まれています。
デザインに使われている文字はラテン語であり、彫刻家トーマス・ジスモンディによるものです。
表面のレタリングには「PAVLVS・VI・P.M. A.XII・MCMLXXIV」とあり、これは「パウルス6世 教皇 12年 1974年」を意味します。
裏面にはオリーブの枝をくわえた鳩が飛んでいる姿が描かれ、これも平和の象徴としてキリスト教的な意義を持っています。
鳩の下には「CITTA’ DEL VATICANO」(バチカン市国)と「L.100」(100リラ)が記されています。
(造幣量と価値)
このコインは毎年の発行量が異なり、例えば1970年には約315,000枚、1971年には約966,000枚発行されました。
コレクター市場での価値は保存状態によって異なり、VG(非常に良い)からUNC(未使用)の範囲で価格がつけられます。
(2600)