恵比寿様の絵銭
しっかりとした銭質の恵比寿絵銭である。
恵比寿様の顔の表情から、姿形までくっきりとしていて江戸時代からの古い絵銭としては美品だと思う。
「抱鯛恵美須」の絵銭はたびたび見かけるが、大きさや厚さが大小微妙に違う。
こちらの抱鯛恵美須絵銭のサイズは直径約23,78mm 重量5,55g
23直径で5g以上の銭はそこそこ厚肉気味であり作りがしっかりしている。
なので、この抱鯛恵美須絵銭は、そこそこ貴重品であるといえる。
恵比寿とは?
「抱鯛恵美須」(だいちょうえびす)は、日本の神話に登場する海の神様です。
彼は、大きな鯛を抱えた姿で描かれることが多く、商売繁盛や漁業の豊漁、船乗りの安全などを守る神として信仰されています。
また、抱鯛恵美須は、恵比寿という名前でも呼ばれ、商売繁盛の神として、商業界や酒造業、漁業関係者などから崇敬を受けています。
抱鯛恵美須を祀る神社も全国各地に存在し、特に福岡県の大濠公園内にある「大濠恵比寿神社」は有名です。
毎年1月10日には、全国各地で「恵比寿祭り」という祭りが開催され、商売繁盛を願う人々が集まります。
恵比寿の絵銭は大黒絵銭と同様、縁起が良い銭である。
だから昔はこの絵銭はお守りとしても使われたと推測できる。
たまに絵銭の中にも上にヒモを通す穴が空いている物がある。
これは今でいうネックレスや首飾りと同じように首などに下げてお守りとして大事にされていたのではないか?
きっとそうだと思う^_^
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