NGCの鑑定スラブケース入り~本物・安心のベルギー20フラン金貨
【1877年ベルギー20フラン金貨】
レオポルド2世
(カタログ値)
・重量 6.45g
・品位 金90.00%
NGC鑑定 MS63
本物保証
レオポルド2世について~面白く分かりやすく語る
こんにちは!
今日はいっちょまえにレオポルド2世の話をします。
このオヤジ、1835年にベルギーの王様の家に生まれ、つまり元々は超セレブなんですよ。
でもな、親父さんが亡くなって、1865年に国王になったんだ。
彼の時代にベルギー経済は上り調子だったけど、労働者階級は厳しい時代だったようで、これじゃアンバランスが生じちゃいますよね。
しかもこのレオポルド、まさにビックリするほど野心家で、コンゴというまだ誰も手を出してないアフリカの地域に目をつけて「おっ、ここ私物にしよう」と考えちゃったんです。
これがまさに大金持ちの贅沢、庭が広すぎてどこに薔薇の花壇を作るか迷っちゃう感じですね。
んで、彼がコンゴを支配し始めた当初は「私がここを近代化してやるぞ」と鉄道を敷いたり、アラブ人奴隷商人から黒人を守ったりした。
でもね、見せかけだけで、裏ではゴムを大量生産するために先住民を酷使していたんです。
ちょっと毒舌ではありますが、彼のことを「世界一ケチな王様」とも言えるかもしれませんね。
そんな彼のやり方、イギリスなどから「ちょっとそれは人道に反するだろ」と批判されて、結局1908年にはコンゴをベルギー国家に渡すことになった。
まあ、大きな玩具を取られた子供のような感じでしょうか。
そして1909年にレオポルド2世はこの世を去りました。
しかも、自分の息子がいなかったから王位は甥っ子のアルベール1世が継ぐことに。
こういうところがまさにドラマのようですよね。
私生活で家族が混乱し、経済的には国が成長しつつも、植民地では問題を抱える、まさに二面性のある王様でしたね。
ということで、ベルギーの「ゴム産業の帝王」ことレオポルド2世の「ゴム産業の帝王」、彼の人生はまるで一本の映画みたいですよね。
王冠をかぶった大富豪が自分だけの植民地を手に入れて、ゴムの生産でさらに大金を手に入れる。
でもね、その裏側には先住民への過酷な労働という闇があったんです。
その植民地を手放すハメになった時、レオポルドは「あぁ、私の愛したコンゴ、さようなら」と心の中で叫んでいたかもしれませんね。
そんな悲劇のヒーローみたいな顔をして、でも実際は貧しき人々を苦しめて得た富豪。
そんな彼をどう評価するかは、見る人の視点によるでしょうね。
それにしても、男子がいなかったからって甥っ子に王位を継がせるなんて、まるで甥っ子には「おじさんの遺産、全部あんたのものだよ」と言っているようなもの。
ある意味、大変なプレッシャーを背負わせて、自分は楽にこの世を去ったわけですから、ほんとうに独特な人物だったんでしょうね。
まあ、彼のような大物がいてこそ、我々は歴史を楽しむことができるわけで、結局のところ彼の存在自体がエンターテイメント。
それが私流のレオポルド2世の話でした。
またのお越しをお待ちしております!
面白おかしく、時にはシリアスに、歴史を語りましょう!
それではまた次回お会いしましょう!
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