【明治10年揃い半銭銅貨64枚】半銭銅貨 銅貨 硬貨 古銭

半銭銅貨 今日収集した古銭やアンティークコイン

【明治10年揃い半銭銅貨64枚】半銭銅貨 銅貨 硬貨 古銭

半銭銅貨

◎名称:竜半銭銅貨

◎発行国:日本

◎発行年:1877年(明治10年)

◎サイズ:直径22㎜

◎重さ:3.56g

◎品位:銅98%、錫1%、亜鉛1%

◎発行枚数:29,278,520枚(明治10年時)

◎状態:並品

【竜半銭銅貨について】

明治時代に日本で流通していた半銭硬貨は、1円の200分の1であり、1銭の半分に相当します。

実質的には五厘硬貨と同一の価値を持ちますが、額面の表記は異なります。

この半銭硬貨は、1873年に1種類が発行されましたが、その後1953年の小額通貨整理法によって通用停止となり、現在では法定通貨としての価値を持ちません。

竜半銭銅貨は新貨条例に基づき発行された貨幣の一つである。

1871年(明治4年)の新貨条例の施行当初には、金貨・銀貨の生産が開始されたが、銅貨の製造所は完成しておらず、初期の半銭銅貨は試作されたものの、実際には流通しなかった。

その後、1873年(明治6年)にデザインを改定した半銭銅貨が発行された。

竜図は天皇の象徴とされ、金貨・銀貨には阿竜が描かれたが、銅貨には口を閉じた吽竜が選ばれた。

竜図は、「角ウロコ」と「波ウロコ」の2つのデザインに分かれ、裏面には円との交換比率を示す文字があり、国際化に対応するため、表面には「1/2SEN」という表記がある。

二銭銅貨・竜一銭銅貨と同様のデザインであり、量目も比例している。

明治6年から明治21年までの銘刻が存在し、明治11年の銘刻を除いて全てが存在する。

明治11年の銘刻が存在しないのは、1878年(明治11年)に明治10年の銘刻で製造されたためである。

明治10年の角ウロコと明治12年の銘刻は、古銭としての価値が高く、数千円から数万円の値が付けられることがある。

銅貨の発行量が増加し、製造を制限する必要性が生じたため、竜一銭銅貨と共に1888年(明治21年)を最後に製造が中止された。

新貨条例に基づく銅貨には、他に二銭銅貨と一厘銅貨があったが、前者は大きすぎ、後者は小さすぎたため、竜一銭銅貨・半銭銅貨のような利便性に欠け、1884年(明治17年)に製造が中止された。

なお、明治25年の銘刻はシカゴ博覧会用に2枚のみ製造された。

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