成田不動尊の絵銭
◎名称:成田不動尊の絵銭
◎発行国:日本
◎発行年:幕末~明治時代
◎サイズ:直径27.1㎜、1.8㎜
◎重さ:6.95g
◎品位:銅
【参考資料】
(成田不動尊の絵銭について)
成田山・新勝寺の絵銭です。
成田山の絵銭は古い物か多新しい物まで数種類ありますが、こちらは幕末~明治に作られた古い鋳造絵銭です。(新しいタイプは打印銭)
また真ん中の不動明王を中心に左右2体の脇侍が描かれている三尊像が特徴です。
この三尊像は、不動明王の強力な護法の力を象徴しており、信仰対象としての厳かな存在感を放っています。
同じ成田山・絵銭の中には不動明王が一体のみ鎮座している絵柄タイプもありますが、当絵銭は不動明王1体+脇侍2体の三尊像と少し珍しい一品です。
(成田山新勝寺について)
成田山新勝寺(なりたさんしんしょうじ)は、千葉県成田市に位置する真言宗智山派の仏教寺院で、その大本山の一つです。
山号は成田山で、本尊は不動明王です。
この寺院は不動明王信仰の中心地として広く知られており、「成田不動」や「お不動さま」といった名前でも親しまれています。
創建は平安時代中期の天慶3年(940年)と伝えられており、寺紋は葉牡丹です。
成田山新勝寺は、参詣者数において関東地方でも屈指の人気を誇ります。
初詣には多くの参拝者が訪れ、2006年には約275万人、2007年には約290万人の参拝客数を記録しました。
この数字は、全国の社寺の中で明治神宮に次ぐ第2位(千葉県内では第1位)、寺院に限れば全国第1位です。
また、成田山新勝寺は加持祈祷のために訪れる人が多いことでも知られています。
成田国際空港に近いため、外国人観光客にも人気の高い場所となっています。
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