明治5銭銀貨~補助貨幣
美品☆竜5銭銀貨/1876年、明治9年/近代銭、明治の古銭、アンティークコイン、レアコイン/r1211-3
◎名称:竜5銭銀貨
◎発行国:日本
◎発行年:1876年(明治9年)
◎サイズ:直径15mm、厚さ0.9mm
◎重さ:1.35g
◎品位:銀80%、銅20%
◎発行枚数:5,546,424枚
◎状態:並上/経年による古さありますが銀色鮮やかで状態は良好です(写真参照)
【竜5銭銀貨について】
竜5銭銀貨は明治6年から発行された小型の銀貨です。
同じタイプの銀貨として1円銀貨、50銭銀貨、20銭銀貨、10銭銀貨があります。
5銭銀貨はこのタイプの中では一番最小単位かつ一番最小サイズのコインです。
2cmにも満たない非常に小さなコインですが、銀80%という品位であり列記とした銀貨です。
古銭コレクターの間でも人気があります。
表面は5銭の刻印、裏面は竜の刻印がなされております。
肉眼では小さくてあまり見えませんが、虫眼鏡などで見てみると、竜のウロコなど見事な刻印です。
当時の日本のコイン鋳造技術の高さを物語っております。
ちなみに明治時代の5銭って今のお金に換算するといくらくらいなのか?
当時と現在では物価の価値も違うのではっきりと割り切れるものではありませんが、、、当時の食べ物の値段で5銭あれば何をどれくらい食べれたのか?
明治時代に銀座の木村屋のあんぱんが1個1銭で買えたそうなので、5銭あればあんぱん5個買えたということになります。
また明治37年頃はうどんや蕎麦が1杯2銭位で食べれたので、5銭あればうどんや蕎麦が2杯半は食べれたという計算になります。
更に、カレーライスは明治35年頃は1杯5銭~7銭で食べれました。
当時の5銭はだいたいこんな感じです(笑)
この2センチに満たない小さなコインで木村屋のアンパンが5個、蕎麦が2杯半、カレーライスが1杯食べれたと知ると面白いですね。
現行の10円銅貨よりもはるかに小さくても、当時の銀の価値が伺えます。
この5銭銀貨は明治9年は5,546,424枚 発行されました。
しかし当時から現在に至るまで銀の地金として溶解され鋳つぶされてしまったり、消失してしまったりして現存はそれほど多くはありません。
また傷や摩耗など痛みが激しい5銭銀貨も多く、状態の良い物はそれほど多くはありません。
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