ラムスデン作の観音像の絵銭
【ラムスデンについて】
幕末~大正時代に生きたオランダ人で横浜の駐日キューバ領事。
かなり博学な古銭家と言われている。
支那古文銭などを研究し領事館の治外法権を悪用し大判、小判、古金銀、日本古銭、外国古銭などの貨幣を本物そっくりに偽造しておりました。
彼の手法は科学的に材料を研究し分析し、鋳造段階でも材料の管理を厳重にしていた周到さを持っておりました
妻と弟と商会を設立し外国人向けに偽造古銭を輸出しておりました。
日本人には一品も売らず、日本国内では秘密を保っておりました。
しかし彼の死後に偽造古銭が逆輸入されるケースも多く最近では彼の作品が日本国内でも稀に見かけるようになりました。
ラムスデンは偽造古銭以外にもオリジナルな絵銭を作る事もあり、特に天保通宝型の絵銭を好んで作っておりました。
ラムスデン作の絵銭は仏像や福神系など宗教的な趣のある絵銭が多いです。