古銭 【判金 劣位金】☆明治二分判金(穴あき有り)
明治二分判金は鋳造期間や鋳造量が断定できていない二分判金です。
幕末期前後の二分判金や二朱判金の中には金の含有率に大きな差があるものがあり、
・金含有率が5%未満を銀台
・金含有率が5〜15%を劣位金
・金含有率が15〜30%を金台
・金含有率が30〜50%を優位金
として区別しています。
明治二分判金は通常のものより金の含有量が低いもの、多いものが存在し、本銭は分析表からも通常より金含有量が少ない(5.6%)の金品位を有している点から、明治二分判金の銀台に近い劣位金とこちらでは判断しています。
また、上部に穴あきがある事から縁起物や宝飾品(首飾りなど)として使われていたのではと、こちらでは推測しています。
(2000)