七宝と宝船の絵銭 生拓本付
宝船の絵銭について
「宝船の絵銭」とは、もともとは中国の明代に流通した貨幣の一種で、宝船の絵柄が描かれていることからこの名前がつきました。
宝泉という鉱山で採掘された銅を原料として作られました。
宝船の絵銭は、宝船が帆を張って進む様子が描かれた、非常に美しいデザインの貨幣として知られています。
宝船は、当時の海上貿易を担う船として重要な存在であり、貨幣に描かれた宝船は豊かさや繁栄を象徴するシンボルとして広く愛されました。
宝船の絵銭は、明代の初期から中期にかけて広く流通し、中国だけでなく、東南アジアや日本などにも輸出されました。
また日本で作られた宝船絵銭も何種類か存在します。
現在では、収集家や美術品愛好家の間で人気が高く、高値で取引されることもあります。
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