永楽通宝の古銭
◎名称:永楽通宝(永樂通寶)
◎発行国:中国
◎発行年:1408年/明の時代・永樂6年
◎サイズ:直径25mm
◎重さ:5.76g(紙ケースを含めた実測)
◎品位:銅
【 永楽通宝・明銭について】
「永樂通寶/永楽通宝」は明銭(みんせん)、渡来銭などと呼ばれ室町時代に日本で流通していた穴あき銅貨です。
織田信長が旗印にしたり、真田幸村の6文銭(永楽通宝を6つ並べたデザイン)などでも有名で、人気古銭の一つです。
永楽通宝は中国、明の時代に永楽帝(在位:1402~1424)により発行されました。
その鎌倉時代~室町時代の日本では銭貨の鋳造能力が乏しかったので中国を中心とする外国から銭貨を輸入し、それを国内で流通させ利用しておりました。
ちなみに室町時代に渡来銭として流通した明銭として、洪武通宝・永楽通宝・宣徳通宝が代表的です。
その中でも一番多く流通したのが永楽通宝でした。
永楽通宝は日明貿易で大量に輸入され当時の日本の庶民にも流通貨幣として愛されましたが、江戸初期に幕府の寛永通宝発行により使用が禁止されました。
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